児童英語講師になりたい! 児童英語講師の働き方

児童英語講師の離職率、1年未満の新人講師が最も高いのはなぜ?!

2016年9月30日

こんにちは。今日も愉しく英会話♪の ″ かりん″ 講師です。

児童英語講師の求人って、毎年定期的に募集してますよね?子供の数が年々減っているのに、そんなに沢山の児童英語講師が必要なのかしら?!

もしかして、ブラックなお仕事なのでは⁈などと、気になりますよね

 

 

この記事では『児童英語講師になりたい!』方へ、新人講師の現状を現場からリアルに描いていきます!

かりん
みんな、覚悟はよくて?

 

 

子どもに英語を教えて1年未満、多くの新人センセイが辞めたくなる、その現実とは。

研修でもよくそんな話が、同僚講師と話題になります。採用されて厳しい研修を乗り越えて、『さあ、これから❢』という時期が1年目。

ミーコ
わくわくしながら、可愛い子供達と理想の子ども英語教室、理想の子ども英語教育を作っていこう(*‘∀‘)

 

ほとんどのセンセイが、期待に胸をふくらませ、児童英語講師への第一歩を踏み出したはず。

 

ところが児童英語講師を辞めるセンセイの辞書には、『石の上にも三年』というコトバはありません。合わなければ、さっさと辞職するケースが多いようです。

逆に、1年目2年目を超え勤続3年以上になると、離職率はグッと下がるようですね。

 

なぜ新人の児童英語講師は、1年未満に辞めてしまうのか?

直接、新人の先生から退職の相談を受けたことがないので、あくまでも想像の範囲内で考えてみますね。

 

♦児童英語講師のこんなはずじゃなかった(-_-;)

おそらく辞めるセンセイの大半は、こう思ったのではないでしょうか...。

『得意の英語を生かせるお仕事』『大好きな子供達と触れ合える』『時間の融通がききやすい、午後から数時間働けばよい』『仕事をしながら、英語のブラッシュアップになる』『時給が普通のパートの2倍。高い時給』

児童英語講師のイメージから入ったセンセイは、かなり現実とのギャップがあるのでしょうか?!

これが現実↓↓↓

この仕事のみで、英会話力のブラッシュアップはムリ。だって、相手は英語を習いに来ている子供相手だから。

子供は天使であり、可愛い顔をした悪魔でもある。

通勤時間1時間超の職場に配属されたり。しかも夕方メインの仕事なので、夕飯の支度と重なる。

〇時給は確かに2倍だが、慣れないうちは、余暇に副教材を作ったり、やたらとレッスン準備に手間取り準備時間を含めると、ファーストフードの時給よりも低くなる

 

かりん
このお仕事で『忍耐とは何ぞや?』を体感しましたね。

 

♦児童英語講師の『えっつ❓研修後、イキナリ独り立ちなんスか❓』ちょっと待って!!!

数か月の研修を経て、一通りの子ども英語教育を受け、実践練習も新人センセイ同士で数をこなした。『子どもの英語とは何ぞや?』を一通りマスターしたつもりの新人センセイは、戦場へいざ出陣!

...そして、いよいよ現場でクラスの引継ぎという名の『レッスン見学』を2回ほど行う。で、3回目からは、イキナリ独り立ちです。

クラスには、新人センセイと生徒諸君のみ。

 

研修で実践を積んだとは言え、その時は聞き分けの良いオトナ相手で、シュミレーションをしていただけ。研修では、マニュアル通り動く、予定調和のエセ子供相手。しか~し、現実とは残酷なものである。

 

この世の中に、大人の考える予定調和なコドモなんて、いるはずもない( ゚Д゚)

 

まあ、どんなセンセイも初めは『自分の不甲斐なさ』にドップリ凹むはず。

まあ、現実なんてそんなものです。

 

 

♦新人講師の受け持ちクラスは、前任者からの引継ぎが多い

引継ぎクラスは、センセイが初めから育てる『まっさらな生徒』ではありません❢

当然、生徒達から事あるごとに『前任講師と比較』されるのです。

それも、机の並べ方、席順、アクティビティの中身に加えて、容姿までも比較対象になるのですから。

 

生徒A
ええ~○○センセイは、こうやってたよお~。

と、反抗するんですよ。

 

誰でも比較されるのは、イヤですよね。まあ、児童英語講師の新人は『まな板の鯉』のようなもんですわ。

 

 

今は、愉しく子供達と平和にレッスンをしている″かりん講師″ですが、派遣講師1年目は地獄をみましたからね( ゚Д゚) 詳しくは、『ブチ切れない寛容なココロを持つこと』を読んでみて!!!

そんなツライ状況でも辞めなかったのは、他のクラスが順調でなついてくれる可愛い子達がいたからですかね〜。新人センセイも、初めから複数コマを受け持つことになると思いますが、その中にはツラいクラスあり、愉しいクラスあり…と、悪いことばかりではないので、ご安心を。

かりん
1年目は、愉しいクラスを励みに、ツラいクラスも頑張る❢というスタンスで、乗り切ってはいかがでしょうか。

 

 

♦新人センセイは身近に相談する相手がいないので、悩みを独りで抱え込みがち

通常、同僚はそばにいません。職場のいじめもなく、大人同士の陰湿な人間関係に巻き込まれないのが、最大の利点☆

その代り、レッスン中に困ったことが起きても、すぐに手を差し伸べてくれる助っ人はおりません!自分で判断して、全て対処します。そして、事後報告を本部へする。

慣れないうちは、これがカナリのプレッシャーになるかもしれませんね。

 

一般の会社ならば、ランチ休憩で軽く愚痴ってスカッとできるでしょう。しかし、児童英語講師は、孤高の戦士なのだ☆都度、本部のスタッフに相談はできますが、あんまりアテにしない方が良いです。残念ながら、実際の生徒達を知らないスタッフのアドバイスには、的を得た答えが多くないからです。

 

 

児童英語講師は向き不向きがあるかも。長く続けている先生はどんな特性があるのでしょうか。

児童英語講師は、英語が流暢に話せるだけでは長続きしません。

 

長年この仕事に携わっていて感じる『児童英語講師に向いている特性』を挙げてみましょう。

 

児童英語講師向いている人は?

〇凹んでもすぐ立ち直る、図太いひと。

〇依存体質ではないひと。

〇コミュニケーション能力が高い人。誰とでも上手くやっていける人。

〇身体が丈夫なひと。

〇臨機応変に対処できる能力。(子供相手は予定調和に行かないから)

〇子供に好かれるひと。

〇創意工夫のできるひと。

〇基本、真面目なひと。

〇英語と子供が好きなひと。

〇利益主義ではなく、時には利益度外視で奉仕をしたくなるひと。

〇育てることが好きなひと。

〇純粋なひと。

〇他者の長所を見つけるのが得意なひと。

〇何事にも、愉しみを見いだせるひと。

〇プライドが高すぎないこと!(プライドが高すぎる人は、研修で皆の前で注意されただけでも心が折れてしまうか、『こんなのやってられるか!』と反発してしまいがち。)

理想を言えば、このようなセンセイならば、長く続けられるのではないでしょうか。

 

児童英語講師は、初めの数年はちょっと大変ですが、経験値を上げていくことにより、センセイの余裕も出てきて、ココロから愉しみながら子供達と触れ合うことのできる、最高の職業です♡

もちろん、慣れてくるとレッスン準備もさほどかかりません。経験年数の分だけ、センセイの引き出しが増えてくるので、ラクになっていくはずです。

とりあえず、『石の上にも3年』頑張ってみたら、現在の赤信号【止まれ】から、光が差して青信号【物事がスムーズに動き出して】、清々しい景色が見えてくるはず☆

 

かりん
児童英語講師は、子どもたちに『英語が好き♡』を届けるお仕事。愉しいことばかりじゃないけど、『子ども英語教育』に長く携わることで、いっぱい宝ものが増えていき人生が豊かになるんです。

 

 




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  • この記事を書いた人

かりん

大手英会話教室にて児童英語講師を19年間経験。資格:TOEIC825、英検準1級。訪日観光客のボランティアガイド経験多数。コロナ禍で自分を見つめ直し退職。その後もオンライン英会話を中心に学び続ける。英語学習のモチベーションは、海外の英語学習仲間の存在です。英語初心者から中級者への道のりは難しくありません!英語で夢を叶えましょう。

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