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子どもと英語☆基本のキ・ω・~その④フランチャイズ教室時代の面白エピソード編~

2017年2月10日

こんにちは、『子どもと英語』について日々経験を積みながら、日々是勉強のかりんです。

ブログで『子ども英語教育』について書くようになってからは、積極的に同僚の先生方のお話(主に苦労話ね)を聞くようになりました。

だって、自分だけの経験だとケーススタディが少なすぎですから。それに、最近では『子ども英語教室』関連のトラブルや困りごとも少なくなって、ちょっぴり井の中の蛙状態になって危機感を感じているからなんです。

 

今日の『子ども英語☆基本のキ』シリーズ4回目は、番外編です。

かりん講師が、フランチャイズ教室を開講したばかりの新人講師時代から6年間で経験した『面白エピソード』をお話しようと思います。

子ども英語教育とはちょっと離れるけど、コーヒーブレイクのつもりでどうぞ。

 

 

自宅の子ども英語教室では、おやつを出すの?

自宅の子ども英語教室は、この線引きが難しいのではないでしょうか?自宅に人を呼ぶと、お茶の1杯でも出さないと悪いような気がしてしまうのは、日本人気質だから?

 

コレ、はじめが肝心です!お菓子やジュースを出すなら出す。出さないなら、一切出さない。出しても水道水の水のみ...とかね。

 

中途半端が一番いけない!今日は子供にジュースを出すけど、来週は出さない!とかは、子供の混乱を招くのでできれば避けたいところ。

 

ワタシは、かつて実家で子ども英語教室を開講しておりました。何しろフレッシュな新人だったので、腰が低いこと( ;∀;)ガラケー・二つ折りレベルまで、キッチリと腰を折りたたんでいましたからね。

 

ですから、子ども英語教室のレッスン初回から、レッスン後にキッチンでジュースを1杯振るまってました。そのうち、サービス精神旺盛の母が常時2種類の【サイダー  or  オレンジジュース】を冷蔵庫に冷やしておいてくれるように。。。

さらにさらに、小さなスナック菓子まで用意してくれちゃったりして、こ、、、これは餌付けというものなのでは???間違った方法でスタートした『サービス』は、その後止めるに止めれず...6年間毎週続きました(;´Д`)

 

教訓その1 小さな商いでは、過剰なサービスはNG!財布の紐は割り切って締めよ!

1度の出費は微々たるものでも、1年間で軽く2万円。6年間でなんと12万円もの出費( ゚Д

かりん
当時の3年生男子に『今日はおやつ食べてきたの?』と聞くと、『うん。いつもはおやつないんだけど...学校の帰り道にクッキーが落ちていたから、拾って食べたよ!美味しかった♬』だって!?その後の英語学習中もお腹の調子はすこぶる良さそうで、レッスン後、おやつ&ジュースも飲み食いしてました('Д')

それを聞いた他の女子が、

生徒A
道に落ちているもの拾って食べても、3秒ルールを守ればヘーキなんだよね?!

 

 3秒ルールとは
昔の小学生で流行ったルールで、3秒以内に拾ったものは、ばい菌が付いていないから、道で拾って食べてもOK!

しかし、この3秒ルールは落としてから3秒以内に拾った場合のみ有効である。したがって、もともと道に落ちていたお菓子は、3秒どころか数時間経過していたかもしれないので、3秒ルールには当てはまらないんだけどね(・.・;)

フー(';')なんてのどかな時代だったのでしょうか?

 

 

子ども英語教室・フィリピン人の幼児さんの驚くべき行動力とは?

ある年のこと、フィリピン人の幼児さん(男子)が入会してくれました。この年は幼児1人のみのマンツーマンレッスンだった。

 

ママがフィリピン人で、こんな教育方針で入会してくれました。

保護者A
母親が英語を教えるよりは、第三者から英語を学んだ方が子どもがやる気になるのでは?

 

彼がかなりのマイペース君だったのですが、非常にアタマが良くてもちろん英語の習熟度も申し分なし。スマートでしっかり者の幼児君でした。

4月から教室へ通い始めて数か月...初夏に差しかかる頃だったかな?いつもはママと一緒にやってくるのに、その日は一人で現れた('_')

かりん
あれっ?きょうはママ、きてないの?
生徒B
うん、いないよ。ぼく、いえからひとりであるいてきたの。ママがそろそろ、ひとりでかよえるようにしなさい、ていったからね。
かりん
。。。。。。。。。
生徒B
ぼく、えらいでしょ。すごいでしょ。
かりん
す、すごいね( ゚Д゚)

 

とっても、のどかな時代だったんですわ。そして、わたしも若かったんですわ。。。今なら考えられないことですよね。

 

ちなみにこの子、夏場はずっとひとりで通ってました。ホントにしっかり者で頼もしすぎる男子だったけど、交通事故や変質者の被害に遭わなくて幸運でしたね。

この子のフィリピン人ママは当時、『幼児から自立心を芽生えさせなければ!!!』と、子どもの自立心を重視していて、過保護と正反対の母親でしたね。国が違えば、子育ても違うのか?それとも、個人の考え方の相違か?ちょっと不明ですが、ビックリしましたね~。

 

 

シニアさんにコンビニでナンパされて、シニア英会話生の入会ゲット!

ある日の午後、コンビニのコピー機で英語副教材をコピーしていた。

そこに突如現れた、ガタイの良いシニア女性Aさん。

シニアさん
ちょっと、ちょっと。あなた...もしかして、英語の先生かしら?ワタシ、英会話の先生を探していたところなのよ~この近くなら今からお邪魔しても良いかしら?ベラベーラベラベラベラ....ベラベーラベラベラベラ...ベラベラベラベラベラベラ

とまあ、こんなナンパ?のような出会いから、フランチャイズ教室のシニアクラス、栄えある第1号が誕生しました。

 

やる気十分のAさん、レッスン後はいつの間にかお喋りタイムが習慣化(;´・ω・)

自宅でオトナに英会話を教える際最も難しいのは、レッスン後にサクッと解散できないこと。

オトナはお喋り&雑談が大好き♡。レッスン後にお茶でも。。。とオモテナシしちゃうと、+1時間が優雅なティータイムに変わってしまいます。

 

そのうち悩み相談カウンセラーのように、Aさんの半生まで詳しくなってしまったワタシって、いったい。。。

かりん
彼女の幼少時代の思い出から、新婚時代、娘の離婚話、夫との死別、相続のいざこざまでの人生70年弱のSTORY。。。2年間通ううちに、Aさんのパッションが以下のように変化していったのは、お人好しのワタシのせいなのか?それとも、避けることのできない宿命だったのかは、未だに解明できぬまま

 

英語のレッスン < レッスン後のTea time(Aさんの人生談議)

 

何度も早く切り上げようと、先に立ち上がって『帰りをそれとなく促したり』したが、一旦立ち上がったAさん、何故かもう一度着席したり。

誘導が上手くいって玄関先までお連れした後、その後立ち話のキリが悪く、30分もの間、もじもじしながらの立ち話タイムになってしまったり(;´・ω・)...。

とまあ、トライ&エラーを2年間繰り返して、人生勉強をさせて頂きましたね~。Aさんは、2年間楽しく通ってくださいました。色んなタメになるお話も聴かせてもらえました。

フランチャイズ教室を締める時、Aさんの言葉にちょっぴり後ろ髪を引かれる思いに...(:_;)

シニアさん
そんな。。。ワタシ、死ぬまでこの教室へ通おうと決めていたのに。これから、何処へ行けば良いのかしら。

と、嬉しいような切ないような言葉をあとに、Aさんは教室を去っていきました。その後のAさん、風のうわさで近隣の同業フランチャイズ教室へ転入。しかし、非常にビジネスライクな講師の元、雑談も弾まず突然の退会とあいなりました。

もう80歳くらいになられたかな?お元気に暮らしているといいなあ。。。

 

以上、面白エピソードのホンノ一部をお話しました。

フランチャイズの英語教室を開講すると、契約講師とは違う色んな問題が出てきます。家庭の一部を開放するということは、アットホームな良さがあり、よりヒトとヒトとのつながり&ドラマが生まれるのかもしれませんね。

純粋にお金を稼ぐためではなくて、人生経験の場として色んな教訓を新人講師時代に学べたことは、今のワタシの財産になっています。

こうやって、長い年月を経てブログのネタにもなりましたし。

 

子どもと英語☆基本のキ シリーズ、まだまだ続きます♬お楽しみに!

 




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  • この記事を書いた人

かりん

大手英会話教室にて児童英語講師を19年間経験。資格:TOEIC825、英検準1級。訪日観光客のボランティアガイド経験多数。コロナ禍で自分を見つめ直し退職。その後もオンライン英会話を中心に学び続ける。英語学習のモチベーションは、海外の英語学習仲間の存在です。英語初心者から中級者への道のりは難しくありません!英語で夢を叶えましょう。

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