こんにちは、子どもに英語を教えて14年のかりん講師です。
そして、子ども英語講師のためのHOW TO記事『子どもと英語☆基本のキ(';')』シリーズも第5回目を迎えました(*‘∀‘)
仕事をしていると、ちょっとした気の緩みやバッドアクシデント等で、失敗してしまうことってありますよね?!
人間ですからね...失敗もありますよ。
ミスをするのは良くないことだけど、子ども相手のお仕事には『子どもがミスを誘うこと』って結構あるんですよ~。なので、子ども英語講師がちょっとした確認を怠ったときに、失敗を引き起こしてしまうんです。
今日は、子ども英語講師がミスや失敗をしちゃった時の対処法について、書いていきたいと思います。
子ども英語教室での起こりうるミス・失敗ってどんなことがあるの?
子ども英語教室でありがちな失敗は
宿題の配布ミス!!!今日の宿題を講師が配布し、その後子供が(自分がやってきた宿題と間違えて)また、講師に戻してしまうケース。
結果、配布すべき宿題を講師の手元に残したまま、気づかずにいる。翌日、保護者から『宿題ないんですか?』という問い合わせで、顔が真っ青になるケース( ゚Д゚)
生徒Aが間違って、生徒Bの宿題も一緒に持ち帰ってしまうケース。この場合は、子どもが間違えないように配布方法を講師が考えなければならない。
子どもが他の子の英語テキストを誤って持ち帰ってしまう。
子どもが教室に忘れ物をしてしまうケース。
先生が配布物を配布し忘れるうっかりミス。
子どもの名前をうっかり、呼び間違えてしまう。だって、最近の子どもって、似たような名前が多いんですもの(:_;)
レッスン中に子どもたちがぶつかって、軽いケガをする。
レッスン後に子供たちがふざけて、軽いケガをしたり、教室の器物破損をする。
先生が子どもの氏名や連絡先などを書いた個人情報を教室に置き忘れてしまう。または、外出中に紛失してしまう。
(失敗ではないけれど...)交通機関のアクシデントにより、先生が教室へ到着が遅れて、レッスン時間に間に合わない。
(失敗ではないけれど...)レッスン中にCDプレイヤー本体が壊れて作動しなかったり、CDに傷があり再生不可能なケース
アクシデントやミスが起こったときのケース別、対処法
つづいて、先に述べたトラブルのケース別対処法を細かく見ていきますね。
ケース1 宿題の配布ミスの対処法
子どもに配布した後、子供から宿題をもらうタイミングで、子供が勘違いして未習の宿題も講師に渡してしまうケースです。
ミスを未然に防ぐ方法は(色んな先生がやられているように)、各自の宿題用クリアファイルを2枚用意して、毎回クリアファイルごと交換するのが一番効率的です。
このミスをしてしまったら、すぐに保護者へ連絡し、状況を説明して謝る。
保護者への対応は?
- 子どものせいにしない。人のせいにして、責任逃れをしないこと。
- 宿題を郵送する場合の到着日を伝えて、郵送した方が良いか?次回二回分の宿題をする方が良いか?選んでいただく。
- このようなミスが再び起こらないように、対処法や講師の心構えを伝える。
ケース2~4 子どもの忘れ物、生徒同士の持ち物管理
まず、子どもが教室に忘れ物をした場合は、すぐに講師が心当たりに連絡をして、すぐに教室へ取りに戻ってもらうか、次回まで講師が預かって配布するので、簡単です。
子ども同士の持ち物が入れ違いになってしまうケースは、一方の保護者から連絡が入ります。
講師の手元にない場合は、即座に席が隣同士の生徒さんへ連絡してテキスト(宿題)を友達の分も一緒に持ち帰っていないかを確認すること。
急ぎの場合で子ども同士が同じ学校や学年の場合は、学校で受け渡ししてもらうことも可能。
大切なことは、講師は保護者からの問い合わせに即座に対応することで、信頼関係に傷跡を残さないこと。
自分のミスではないからといって、のんびり対応していては『この先生、親身になってくれない!』と思わぬ反感を買うことも?!
ケース5 先生が配布物をうっかり忘れるミス
この場合は、配布が1週間遅れることで支障をきたす訳でなければ、しれーっとした顔で翌週に配布しましょ。
大丈夫、大丈夫。
ケース6 子ども英語講師が生徒の名前をうっかり呼び間違えちゃった場合
もし、先生がレッスン中に口頭で子どもの名前を呼び間違えちゃった場合は、プライドを捨ててキチンと謝ってあげてくださいね。
子どもにとって、名前を間違えられるのはとっても嫌なことですから。
しかし、お手紙か何か、紙に残るもので名前を間違えるのはNGです!!!これは、とっても失礼にあたるので、書く時は念入りに確認しましょ。
ちなみに、ワタシは漢字ではミスする可能性が高いので、文書に残るものでは生徒さんの名前はローマ字表記にしてます。英語教室だから、あまり不自然ではないんですよね~。
ケース7~8 子ども英語教室で子供たちが怪我をしたり、教室の器物破損をしてしまった場合
幸運なことにかりん講師は、レッスン14年間でこれらのケースを経験したことはありません(*‘∀‘)
しかし、こういったケースは研修中や噂では良く聞くので、あながち珍しいケースでもないらしいです。
子ども英語教室で最も大切なことは、『英語力を伸ばす』ことではなくて、『子ども達が楽しく、安全に学べること。』です。
でも、子供って予期せぬ動きをしたり周囲を見ないので、大人が幾つもの目を持って対処しないとアクシデントが起きてしまうかもしれません。
それでも魔が潜んでいるもので...
万が一、子供がレッスン中やレッスン後に転んでケガをしてしまったらどうするか?
- まずは子どもの様子を見て、ビックリして泣いているのか?ケガをして泣いているのか?を冷静に判断。
- ケガをしている場合、もし施設に幼稚園や保育園の教諭がいらしたら速やかに報告し、手当に当たってもらう。
- レッスンを中断しなくてはいけない場合は、子供たちにワークブックなどで自習してもらうよう指示する。
- レッスン時間終了後、保護者に状況を説明して、監督不行き届きだったことを深く謝罪する。(誠意を持って!)
- その日のうちに施設の教諭、園長先生、スタッフに状況を説明して謝罪する。(誠意を持って!)
- その日のうちに自分の管轄のスタッフへ事故報告する。
器物破損についても、保護者・施設・自分の管轄スタッフへ報告し、謝罪すること。
ケース9 個人情報を漏洩してしまった!
これは研修で昔、問題になったケース。防ぐ方法は、そもそも生徒の個人情報を持ち歩かない。
万が一漏洩してしまった場合は、すぐに管轄スタッフへ連絡して指示を待ちましょう。
ケース10 交通機関の乱れによる遅刻
電車の人身事故の場合は、すみやかに管轄スタッフへ連絡。タクシーで間に合いそうならば、許可を得てタクりましょう。
どうしても間に合わないクラスは、緊急連絡をして休講にする。そして後日補講する旨を伝える。講師は間に合うクラスのみレッスンすればよい。
ケース11 CDが作動しない?!
とりあえず、先生はアカペラで歌やチャンツを乗り切ろう。管轄スタッフにすぐ連絡して、新しい機材やCDを手配してもらおう。
落ち着いて対処すれば、なんてことはないアクシデントです。
まとめ:子ども英語教室の先生はプライドが高くて、謝り下手が多い?!
研修やその他の機会で、いろんな講師と接してきて感じたのは、わりにプライドが高い先生が多いのかな?ということ。
自分の非をみとめる前に、相手の非を責めるような。
子ども相手の仕事の場合は、潔く自分の非を認め、相手の非を責めずに、自分がフォロー出来なかったことを詫びる気持ちでいた方が、全て丸く収まるんです。
ミスはなるべく避けたいけれど、もしミスやトラブルに遭遇してしまった場合は?
- 誠意を持って対処する
- ミスを防げなかったことを謝罪する
- 再発防止のため、やり方を考える。
コレが、信頼関係にキズをつけない対処法だと思うのです。
先生の謝罪の気持ち、ココロが無ければ、たとえ形ばかりに謝罪しても、相手には誠意の無さが伝わってしまうというもの。
そして、小さなミスが大きな亀裂になってしまう危険性も潜んでいるんです。