こんにちは、かりんです。
3月になると子ども英語教室もいよいよ、年度末に向けて1年間のゴールが見えてきます。
このゴールは、学習者である子供達が1年間でどれだけ上達したか?そしてモチロン講師にとっても、年間指導カリキュラムが予定通り出来たか?というゴールになります。
4月から新たな気持ちでスタートするために、1年間の棚卸しをして次年度に備えてみたい!
3月は年間を通して、『子供英語講師として出来たこと』『出来なかったこと』について、真摯に見直す時期にピッタリ。
8年前に『アルクの児童英語講師養成コース』で学習をしました。今日は、アルク講座のテキストから1部を抜粋したものとワタシ、かりん講師の経験を基に、『棚卸しチェックリスト』を作ろうかと思います。
Check1.子供にとって魅力ある英語教室をつくれたか?
●子供の習熟度に合わせて、柔軟な考え方で指導できたか?
●大人の理屈や理解している英語を子供に押しつけるのではなく、子供の側に立って一緒に学ぶ姿勢が取れたか?
●大人が教えたいやり方と、子供が教えてもらいたいやり方は違うことがある。そのことを理解しているか?
Check2. 子供が受信するだけでなく、発信する力をつけるための指導が十分できたか?子どもが主役のレッスンができたか?
●子供は講義型の授業では、英会話力が身につかない。宿題などでインプットした英語を教室でアウトプットする機会を十分もうけたか?
●発信(アウトプット)するためには、十分な受信(インプット)が必要になる。子供達がたくさんのインプットをしたくなるような動機づけを、講師の声がけなどで促せたか?
●年間を通じて、クラス内で発表する機会を何度かもうけることができたか?
Check3. 子供にとって魅力ある講師に少しでも近づけたか?
●子供達は学習内容をしっかり教わって、分かるようになりたい。(知識面)
●一方で、英語を使いこなせるようになりたい。(技能面)
上記2つの、英語コミュニケーションのための『技能』と『知識』の双方をバランスよく子供達に指導できるのが、理想の講師像。
●クラスの中で子供達との関係を構築し、お互い心地よい人間関係を築けているか?(クラスルーム マネジメントの知識)
こんなセンセイは勘弁!
□感情的に叱るだけ
□子供が仲間はずれにされていたことに気づかない
□忘れ物をした子供にくどくどと攻め立てる
講師は上記のこんな態度をとっていませんか?
Check4.生徒から嫌われる英語教師の特徴はコレ!
あなたは大丈夫?今すぐわが身を振り返ろう( ゚Д゚)
□ヒステリーですぐ怒る
□生徒を無視して、独断で授業を進める
□発音がへた
□説明が難しい
□授業が単調
□宿題を大量に出す
□ユーモアがない
□教科書一点張り
□自信なさそうに教える
□ネクラである
1つでも思い当たる節があれば、今すぐ改めたいものですね( ;∀;)
ワタシはいつもではないけれど、イライラをまじえた叱り方をすることもあり、反省です(*_*;
40代になって、以前よりもプリプリしやすくなったのは、ホルモンバランスが乱れているせいなのかしら?
こういう時は、知らず知らずのうちに、呼吸が浅くなっているのかも。『イラッ』ときたときは『まずは深呼吸』を合言葉に気を付けます!
講師は、感情のコントロールが必要ですね...10年前の子供と、『いま』の子供は、違います!『いま』の子供の特徴を理解することから、子供との接し方も時代に応じて柔軟に変えていく必要がありますね...。
この逆をいけば、子供にとっての理想の講師像に近づくはず。
Check5. 児童英語講師に向いている先生とは?
こんなセンセイに習いたいものだ(*‘∀‘)
●どんなところでも、子どもの長所を見つけて伸ばす
●英語のブラッシュアップを怠らない
●エンターテイナー的な力
●とにかく子どもが好き
●複数の子どもをまとめて指導できる
●臨機応変で、柔軟な考え方ができる
●英語だけで授業を進められる
●ほめ上手、叱り上手
●保護者と良好な関係を築き、信頼される
●明るいこと
Check6. 児童英語講師のための英語のブラッシュアップ
●講師の英語力の最低ラインは、英検2級および準1級
●発音は、音声学の入門書を読んで、『理屈』で音の出し方を理解すること
●絵本の音読で、発音を磨くのも効果的
●語彙力は、日常生活に関する語彙を理解し、使えているか?
●単語の言い換え表現を覚えよう
Check7. 児童英語講師としての力量を磨くには、『子どもをどのようにとらえるか?』という『子ども観』が重要
大人は、子どもが成長するにつれて、完全、完璧さを求めてしまいがち。
例えば、講師は子ども達のマイナス面に目を向けがち...
具体的な生徒のマイナス面とは?
●レッスンに熱心に取り組まない
●宿題をやってこない
●忘れ物をする
●遅刻をする
●ケンカをする
そうではなくて、まずはホンのちょっとした進歩を、こんな風に一緒に喜べる講師が、子ども達から信頼される良い講師なのでは?
生徒のちょっとした進歩に気づいてみよう!
○この子は、ここにいるだけで100点満点
○単語が1つ聞き取れた
○大きな声で繰り返せた
○アルファベットが1文字書けた
○友達と英語で挨拶ができた
講師の勝手な都合で、子ども達に過大な期待を押しつけて、それが出来ない子どもに対してガッカリするのではなく、子ども達が英語を始めて、どれだけ進歩したかを大きな気持ちで見守れる、そんなセンセイになれたら最高ですね。
アルク児童英語講師養成コース(現在はおそらく、内容も大幅に改定されているかも?!)のテキストを久しぶりにさらりと目を通したけど、読むほどに胸にチクリときますね。これは、春休みにもう一度読んで、初心に戻らなければ!!!と背筋がピンと伸びるような、立派な内容でした☆彡
アルクの児童英語講師養成コースはこんな人にオススメ!
○子どもに英語を教えてみたい!
○レッスンプランの立て方から、子どもの発達まで総合的に学びたい!
○子ども英語講師って、どんなことやるの?イメージを知りたい、レッスン風景が知りたい!
講座終了後、アルクの教材を使ってフランチャイズ講師もできますよ!
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