こんにちは、かりんです。
子供英語講師になることよりも、この仕事を長く続けることの方が何十倍も難しい!!!と、日々感じている講師さんが多いのではないでしょうか。
とにかく、子どもに英語を教えるって忍耐力・柔軟性・コミュ力が鍛えられるお仕事なんですよね。
この記事では、児童英語講師のお悩みベスト10にくるであろう、『子どもの家庭学習問題』を取り上げていきます。
宿題をやってこない生徒の対処法にお困りの児童英語講師の方の助けになると嬉しいです☆
宿題をしてくれない生徒たち
ベテランの先生たちとお話する中でも、"家庭学習をあまりやってくれない生徒さん″が少なくないようです。
小学生においては、学校の宿題で手一杯で英語教室の宿題と両立させるのが大変みたいです。最近の小学生は、なんと!!!日々の『筋トレ』も宿題に入っているとは驚きです( ゚Д゚)
高学年の生徒さんは、小学校の宿題をやるだけで毎日2時間以上かかり、寝るのが11時になってしまう~と嘆いていましたね。。。
残念ながら、宿題に関しては『この方法でラクラク解決♪』という訳にはいかんのです。
【年齢、生徒さんの性格、家庭環境、学校や他の習い事の宿題量など】によってケースバイケースですから。
子ども英語教室・幼児さんの場合
幼児さんの場合は、まず一人で宿題ができませんね。英語の宿題には、CDやDVDを見聞きして解くものが多いので、プレーヤーの操作を含めて宿題ができる環境をイチから整えてあげないといけません。
アルファベットを書いたり、塗り絵をするくらいなら1人でもできますが...。
以下を保護者の方と確認できているか?もう一度チェックしてみる必要があります。
□年度初めに、家庭学習の重要性をしっかり伝えられたか?
と、ちょっぴり危機感を持たせたり。
□生徒さんに弟や妹がいて、賑やかで集中して宿題ができない環境の場合。
車の中など移動中に宿題のCDを聴く習慣づけをされてはいかがでしょうか?
寝る前にCDをかける習慣づけをしてはいかがでしょうか?
など、保護者との話し合いの中で、何か提案してみる。
子ども英語教室・小学校1、2年生の場合
小学校と英語教室、両方の宿題を1人で計画的にこなすのは、まだ難しいのが現状。
まだまだ、保護者の管理が必要な学年ですね。英語教室の宿題は、幼児期は『楽しく英語に触れる』に重点が置かれているので、子供たちの負担が少ない。
しかし、小学生になった途端、○単語を覚える○アルファベットの書き取り○リスニング問題の聴解 など、『ザ・勉強』に宿題がシフトします。
家では、『保護者×子供達 の宿題を巡るバトル』が毎回繰り広げられて、母親に敗北した子供達が涙に宿題を濡らしながらも、頑張ってABCD...と書いてきてくれます(;O;)
ここでは、センセイが子供達のやる気を高めてあげているかをチェック。
□クラスの雰囲気がやる気に溢れているか?
クラスの雰囲気って大事ですね~。1人でもやる気のある生徒さんがいたら、その子に皆が引っ張られるよう、まずはレッスンが愉しく、やる気いっぱいな雰囲気にすることから始めてみませんか?
□クラスの雰囲気が前向きになったら、次は皆の前でプチ発表する愉しみを味わってもらおう。
英語でコミュニケーションを取るために、子供達は学習をしているので『スピーチ』や『質疑応答』などで、1人ずつ発表する達成感を味わってもらいたいですね。毎回、プチ発表があると子供達も、俄然やる気になって前回よりも上手に話せるようになるものです。反復練習って大事だな~と実感。
子ども英語教室・小学3、4年生の場合
このくらいになると、宿題は自分たちで学習することが多い。逆に、親の監視が緩くなった分だけ、丁寧にやる子供とサボりがちな子供に分かれる時期でもある。
声掛けも子供の性格次第で見極めが必要❢
- 褒めてやる気になる子供か?
- 褒めると安心して怠けるので、厳しく注意していく方が効果的か?
子供が宿題をやってこない理由をセンセイは把握してますか?
一番の原因は、授業の内容についていけていないので、宿題をやろうにも1人ではつまづいてしまう。この場合は、宿題のやり方を個人的にフォローしてあげる必要があるかも。
単語や文章を書くのがめんどくさくてイヤ。もし、宿題の一部(筆写問題)がイヤで、全て放棄してしまうのならば、少し負担を減らしてあげても良いかもしれません。(文や単語はなぞるだけでOK/リスニング問題は必ずやる、等)
宿題をするための時間管理ができない。センセイ&保護者で『宿題をする時間は、○曜日の○時~』と、紙に貼りだして決めてしまいましょう。
子供のモチベーションを高める声がけ、してますか?
センセイや親が、どんだけ『宿題をやりなさい!絶対にやってきてね❢』と言っても、子供は宿題=義務に感じて、ますます宿題をやりたくなくなるはず。
私だって旦那さんから『絶対に○○を掃除しなさい!!』『必ず美味しくてヘルシーな料理を作りなさい!!』と、言われたらやる気が一気にダウンしますよ~。
逆に『毒でも入れたろか?!』と思ってしまう毒妻ですから。強制って嫌なものですよね。
子供は楽しいことには、努力や反復を惜しまない。スピーチの発表やスキットの発表にも、センセイがちょっとした遊びゴゴロをぷらすしてあげると、子供達の目が輝きに変わるはず。そして、もっと上手くなりたい!!!と思って、いつもよりも練習してきてくれると良いですね。
その遊びゴコロってどんなもの?
このアイディアが思いつかないセンセイ、日々に遊びが足りません❢子供英語講師のお仕事は、日々の遊びの中にいっぱいアイディアが転がっていますから。
子ども英語教室・小学5、6年生の場合
この学年の英語内容は中学英語を意識したもの。文法を意識した構文、単語のみならず熟語も覚えます。比較的長い長文問題を解いたり、長文のリスニングをしたり、並べ替え英作文も解きます。
中学英語が苦手だった保護者さんは、おそらく子供達の宿題をフォローしてあげることは難しいでしょう。宿題の量も増えます。
この学年の子供達に伝える声がけはズバリ、
と、半分脅しのような声がけをしとくと良いかも。
もしくは、子供達に『自分、スゴイ❢』と思わせるために
と伝えるとさらに、子供達は大喜びします。
それ以外でも、興味のある子供には英検5級や4級受験もオススメします。授業ではやらないけれど、過去問題集やPASS単の貸出しをして、さらにモチベーションUPする子も。
ちなみに、わたしの生徒さんは英検4級まで自主学習で取って卒業する子が多いです☆その後、中1で3級を取っているようです。
まとめ
現代の子供たちは習い事や学校の宿題でとっても忙しい!!!
そんな状況で宿題をやってもらうためには、レッスンを楽しく英語へのモチベーションを高めて家へ帰ってもらう。そして、英語教室の宿題をなんとか優先順位の上の方へ位置づけしてもらいたいもの。
子供が小さいうちは、家庭学習ができない原因を確かめ何らかのフォローをする。
小学校中学年以降は、子供のモチベーションを高める声がけをする。決して強制しないこと。さらに、授業でわからないところがないかもチェックしておこう。
子供は楽しいことには、時間を惜しまず努力する。
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