こんにちは、かりんです。
児童英語講師だって、時には堪忍袋の緒が切れることがありますよね?!
- クラスには、反抗期の子供たちがいるかもしれない。
- 何度、注意しても言うことを聞いてくれない生徒がいることも
- 他の講師からクラスの引き継いだけれども、子ども達と信頼関係を築くのに苦労している
この記事は、かつてワタシが苦労した『クラス崩壊』のクラスを引き継いだ時の辛い経験を元に、『クラスコントロール』に悩んでいる現役講師の励みになれば... という気持ちでまとめました。
児童英語講師のお悩みをテーマ別に『こうすれば上手くいく!これから子ども英語講師を始める方へのアドバイス』シリーズにまとめました。
児童英語講師にみる寛容さチェック!あなたは寛容な人?それとも許せない人?
以下のチェックリストは、児童英語講師が体験し得ることです。いくつ当てはまりますか?
今すぐできる寛容さチェック!
□子供の汚れた手で、洋服をペタペタ触られても平気。
□妙齢の自分に向かって「ねぇねぇー、今何歳?」と聞かれて笑顔でかわせる。
□頑張って作った手作り教材を本人の悪気なく、壊されてしまった時、感情的にならず対処できる?
□ヤンチャな男子に、「クソババア!」と言われて冷静にかわせる?
□子供の話はとにかく長い!しかも、オチなし。どこまで根気良く話が聞けるか?
どうでしょう?該当数が多いほど、寛容な講師なのでは。
寛容さって何でしょうね?goo辞書によると、このように書いてあります。
寛容とは、心が広くて、よく人の言動を受け入れること。他の罪や欠点などをきびしく責めないこと。また、そのさま。
ヨガのココロにも通じるような。アタマでは分かっていても、実生活で寛容さを維持するのはなかなか難しそう。自分のココロとカラダを自在にコントロールできる自制心も、子供相手には必要になりますね。
ココからは、ワタシが経験してきて寛容さを失いかけた出来事です。新人講師は、要注意ですよ!
新たなクラスを引き継ぐ時、クラスが荒れやすいから要注意!
あれは....フランチャイズ教室を辞めて非常勤講師の1年目の時のこと。
非常勤講師の1年目は、週3日10コマを引き継いだ。そのうちの1つ、ほぼ男子の3-4年クラスにかな~り苦労(¯―¯٥)
男子達は、前任の先生に幼児から4年間も大切に育てられ、前任・講師への忠誠心がハンパなかった!前任講師が体調不良のため、年度途中で退社。その後の数ヶ月間、代講の先生が数人でレッスンを回していた。
講師がコロコロ変わる不安定な環境にいた生徒たちは、数ヶ月間の定まることのないツナギの先生のレッスンで、ココロもささくれてしまったのかも。…クラスが荒れる条件、当てはまりますね?!
そこに配属されたワタシ、かりん講師は度肝を抜かれましたΣ(゚Д゚)
男子数人が、授業中に机の上を歩いている?!席につかない生徒、走り回る生徒、大声を出す生徒! まさに、無法地帯だった!
ワタシは地獄に来たと思ったね
男子達は、ワタシを認めてない。試している、と。ああ、これがクラス(学級)崩壊かと。
世はまさに、ドラマ「ごくせん」ブーム。男子達も「これって、ごくせんぽくね?」と言ってました。内心、仲間由紀恵似ってこと???と一瞬気を良くしたワタシですが、問題はかなり深刻でしたね。
クラスのトラブルは、早め早めに英会話教室の本部へ相談!
お月謝を頂いてお預かりしているのに、この状態が続くのはマズイ!と、すぐ本部の担当者に相談。毎回のレッスンは、色々試しながら男子達のレッスンをしていきました。
もう、1回1回が真剣勝負です!
うまく行く日もあれば、荒れて「クソババア!」となじられる日もある。
とにかく、力が有り余っている子達なので、カラダを使ってゲーム性の高いレッスンをして、少しずつ「楽しい」を感じてもらえるよう心がけました。
このクラスで心がけたことは、まずは2つだけ。
- 英語のレッスンを愉しんでもらうこと。(たとえ、教科書から離れてしまっても。)
- ゲームや小話で愉しませて、少しずつでも好意をもってもらうこと。
クラスの男子達の興味ありそうなことを研究し、食いつきの良さそうなモノと英語を結び付けて、他のクラスとは全く別の切り口で毎回のレッスンを工夫しました。
荒れているクラスを受け持つ講師は、自分のココロのケアもしたいところ
子供達との信頼関係を築くのに、相当の時間を要します(-.-;)
焦らず、根気良く、愛情を持って接し続けることが大事なのでは。
その間、肝心の講師のココロが折れてしまっては元も子もありません。
お酒を飲むのもたまには良いけど、こんな時にはスポーツで汗を流すと、気分スッキリ次に進めます。
ちなみに、ワタシは大人バレエに没頭してなんとかバランスを取っていました。
1年経つ頃には、ヤンチャながらも信頼関係が少しずつ芽生え始める
この頃には、子供達が何に食いつくかが分かってくるので、最初の掴みを大切にレッスンをしていきました。
まだまだ、気力・体力は使うけれど、
厄介だったり、ヤンチャな子ほど可愛いものだな〜
という心境の変化も。もしかして、寛容さを身につけはじめた?!ても難しい子供taの叱り
苦労した子ども達ほど、時間が経っても忘れないもの。3年間を共に過ごした彼らは、もう大学生の世代。立派になって、すれ違っても気づかないでしょう。
中学に上がって間もなく、一番ヤンチャ君だった子のお母さまからメールが届きました。
苦労した甲斐があったな~と心から思えた瞬間でした。
児童英語講師で苦労した経験は、その後の講師生活の宝となり、自信につながります!
いまこうして、長く児童英語講師を続けていられるのも、このヤンチャクラスのおかげだと感じてます。
3年間の苦労と工夫、クラスコントロールの実体験をたっぷり学べたおかげで、その後のレッスンでへこたれずに、改善できるようになったからです。
このクラスを途中で投げ出さないで、本当に良かったな...と思ってます。彼らとの3年間が、ワタシの講師生活の分岐点(ターニングポイント)だったんですね。
まとめ 児童英語講師に必要な寛容さ
◯外に出た行動を叱ること。人格や能力を否定しない。
◯感情的にならない
◯タイミング良く、威厳を持って叱る
◯怒らないで、叱る。一緒にしてはいけない。
◯子供英語講師は、寛容さが必要
◯途中から受け持つ生徒と、信頼関係を築くのは時には難しく、時間を要することも
◯問題が起きたら、早めに英会話教室の本部へ連絡して、一緒に対策を考えていく
◯クラスコントロールが難しい場合、焦らずゆっくり、毎回のレッスンを死ぬほど工夫して勝負する。
◯先生のココロのケアも大事。スポーツなどで汗を流して、オフは仕事の事を忘れる時間を作ること。
◯手のかかる子供ほど、時間がたつにつれ可愛く思えてくる不思議。
◯正しい子供の叱り方を意識する
花粉症のクスリも眠くなったり、気持ちが不安定になるから、レッスン前には飲まない方がいいですね!
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